ヤマト運輸は1月30日、ビジネスプラットフォーム「Slack(スラック)」と「Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)」上で、宅急便の発送手続きができる機能を提供すると発表した。日常業務で使用するツール上で簡単に発送手続きができ、配送費用の個人精算も不要とのこと。2023年2月8日から「Slack」ユーザー向けに、同15日から「Microsoft Teams」ユーザー向けに機能を提供する予定。

各プラットフォーム上から同機能を立ち上げ、そこから届け先などの送り状情報を入力すると、専用QRコードが発行され、手書きで送り状を用意する必要がなくなるという。専用QRコードと荷物を一緒に最寄りの発送場所に持ち込むだけで、荷物を発送することができる。

また、ヤマト運輸の営業所やオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、コンビニエンスストアからの発送が可能。ニーズに合わせて発送場所を選べる。さらに、配送費用は、発送手続きの際に自動で計上され、まとめて会社宛に請求されるため、配送費用を個人で立て替えをせずに荷物を発送することが可能とのこと。

ヤマト運輸は今後、さまざまなビジネスシーンで便利な宅急便の発送体験を提供すべく、ヤマトビジネスメンバーズなど自社サービスへの展開やさらなる他社のサービスとの連携を検討していく考えだ。