ユニ・チャームは1月30日、中長期ESG(Environment<環境>、Social<社会>、Governance<ガバナンス>)目標「Kyo-sei Life Vision 2030 ~ For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World ~」を推進し、同社のパーパスである「SDGs目標達成への貢献」を実現するため、2023年1月より一般社員の人事評価指標にESG項目を採用することに決定したと発表した。
取締役および執行役員の評価指標には2020年よりすでにESG項目が導入されている。あわせて、同社の年1回の社員意識調査で「日々の業務がどの程度、社会に貢献できているのか知りたい」といった声が一般社員からも多く寄せられていることなどを踏まえて、同年より人事評価指標へのESG項目の導入を一般社員にまで拡大することに決めたという。
設定概要としては、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」推進に関連する活動を具体的に設定し、評価の10~25%程度を占めるものとしている。
設定項目の例としては、営業部門であれば「環境配慮型商品の取扱店率の向上」「返品削減による廃棄ロスの軽減」、生産部門であれば「省エネ、省資源などを追求する設備改善への取り組み」、開発部門であれば「環境配慮型商品の開発」「使用原材量削減による環境負荷軽減の推進」、マーケティング部門であれば「環境問題・社会課題解決型商品のマーケティング策の推進」を評価するという。