Microsoftは1月25日(米国時間)、「Microsoft and Qcells announce strategic alliance to curb carbon emissions and power the clean energy economy - Stories」において、クリーンエネルギーの目標を達成するため、韓国の大手太陽光発電メーカーと戦略的提携を結んだことを伝えた。太陽光発電事業を展開している韓国の「Qcells」と提携し、Microsoftに協力する開発者に2.5ギガワット以上の太陽光パネルと関連サービスを提供することが発表されている。
QcellsおよびMicrosoftが協力して太陽光発電プロジェクトを開発し、電力購入契約(PPA:Power Purchase Agreements)を通じて契約した太陽光発電プロジェクトの一部にパネルおよび設計・調達・建設(EPC: Engineering, Procurement and Construction)サービスを提供することが明らかとなった。2025年までに電力消費量の100%を再生可能エネルギーでまかなうことが目標とされており、再生可能エネルギーを購入していくと述べられている。
今回の提携は、エネルギーを消費する企業が太陽光発電のサプライヤーと直接協力し、クリーンエネルギーを大規模に導入する初めての試みであると紹介されている。また、世界のエネルギーサプライチェーンを多様化させ、米国内外でより信頼性の高いエネルギーサプライチェーンの発展を積極的にリードし、二酸化炭素排出量を削減するための共同の取り組みと説明されている。
再生可能エネルギーは現在最も注目されている分野の一つとなっている。Microsoftがクリーンエネルギー戦略に乗り出したことで、より持続可能な太陽光発電のバリューチェーンに対するニーズが高まる可能性がある。Microsoftの参入などにより多くの再生可能エネルギーが効率的に供給されていくことが期待される。