英国立サイバーセキュリティセンター(NCSC: National Cyber Security Centre)はこのほど、「Phishing and ransomware amongst biggest threats to charity sector - NCSC.GOV.UK」において、慈善団体に関するサイバー脅威レポートを公開した。フィッシング攻撃またはランサムウェア攻撃は慈善団体にとって最大の脅威と説明されており、慈善団体がサイバー攻撃に強くなるための方法がレポートにまとめられている。
NCSCから発表された慈善団体に関するサイバー脅威レポートはPDFファイルとして公開されている。PDFファイルのリンクは次のとおり。
公開されたレポートでは、慈善団体がサイバー攻撃に対して特に脆弱である理由やサイバー犯罪者が慈善団体に使用する攻撃手法、慈善団体が自らを守るために行うべき最善の方法などが紹介されている。
慈善団体のサービスや資金に影響を与えるサイバー攻撃または寄付者の機密データの漏洩は、経済的にも評判的にも壊滅的な被害をもたらし、弱い立場にある人々を危険にさらす可能性があると指摘されている。慈善団体の耐障害性を確保するための措置を講じることは、優れたガバナンスの中核をなすものと述べられている。
慈善団体を運営している組織は当局が公開した同レポートで推奨されている事項を確認するとともに、対応を実施しておくことが望まれている。