LegalOn Technologiesは1月27日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を搭載した契約審査プラットフォーム「LegalForce」について、和文での「人材紹介契約」(受託側)の自動レビュー機能の提供を開始したことを発表した。
これにより、人材紹介サービスを提供する企業で締結される人材紹介契約の審査に必要な労力を軽減し、書類の抜け漏れや見落とし、法改正対応漏れのない契約審査業務を支援するとしている。
人材紹介契約とは、職業紹介事業者が企業に人材を紹介して、正式に雇用契約が締結された場合に報酬を受け取る契約。人材紹介契約には人材紹介手数料の計算方法や、その発生条件、短期間で退職した場合の手数料の返還、紹介した人材との直接取引の禁止など、独自のチェックポイントが含まれる。また、関係する法令に従った契約審査を行う必要があり、審査には一定の習熟が求められる。
そこで同社は、人材紹介契約(受託側)の自動レビュー機能を追加し、人材紹介契約の審査や検討に必要となる労力の軽減を支援する。抜け漏れや見落としのない契約審査業務の支援に寄与するとしている。
今回追加した機能は令和4年10月1日施行の職業安定法改正における「求人等に関する情報の的確な表示の義務化」や「個人情報の取扱いに関するルールの整備」にも対応しているとのことだ。
人材紹介契約(受託側)の自動レビュー機能のチェックポイント(一部)は以下の通り。
・委託業務(人材紹介業務)の内容
・人材紹介手数料の計算方法
・短期間で退職した場合の手数料返還
・直接取引の禁止
・紹介の有効期間
・紹介の優先順位
・求人情報の的確な表示