グレープシティは、ExcelやPDFなどのドキュメントを作成・編集するための開発支援APIライブラリ「DioDocs(ディオドック) for Excel」と「DioDocs for PDF」の最新バージョンV6Jを2月8日にリリースする。
「DioDocs」シリーズはC#やVB.NETのコードからAPIを利用し、ExcelとPDFファイルの作成、編集、保存などの操作機能を実装することができるライブラリ。「DioDocs for Excel」では、テンプレート構文を使うことで効率的にExcel帳票を作成、「DioDocs for PDF」は、ページの追加や削除、コピーや移動、分割や結合などの編集からページサイズ、圧縮、向きの変更、Web最適化などの設定も可能になる。.NET Framework、.NET Core、.NET 6で動作するアプリケーションの開発やAzure、AWS、GCPなどのクラウドに配置する.NETアプリケーションでの利用にも対応する。
最新バージョンの「DioDocs for Excel V6J」では、Excelファイルで行数が多い文書を出力する場合に便利なテンプレート構文の自動改ページ機能が、可変レイアウトに対応。1ページ目のみヘッダーを表示し、2ページ目以降は項目行、最終ページのみフッターを付けるといったレイアウトで出力が可能になった。また、ワークブックをxlsxファイルとして保存する場合、不用データを削除しファイルサイズを最適化する機能も追加された。
「DioDocs for PDF V6J」では、Webアプリ上でPDFファイルを表示できるPDFビューワの機能が強化され、文章を強調表示する「ハイライト」「下線」「波状下線」「取り消し線」の注釈機能の追加。加えて、表示中のPDFドキュメントをビューワから直接PNG形式の画像で出力し、保存。ZIP形式でダウンロードできる機能や、既定のツールバーのアイコンを任意のSVG画像に変更できる機能も追加している。
両製品ともに1年定額制のサブスクリプション方式で提供、価格はイニシャルで1開発ライセンス297,000円(以下、税込)、2年目以降の更新価格が148,500円となっている。