セールスフォース・ジャパンは1月25日、「Mulesoftリサーチ 2023年 DXを実現するための7つのトレンド」の日本語版を公開した。
同社が7つのトレンドとして挙げたのは以下の7点。
- 少ない労力でより多くの成果をあげるために「自動化」への投資が急増
- 「コンポーザビリティ」は、イノベーションとアジリティを実現させるビジネス戦略のカギ
- 非エンジニアが「ローコード/ノーコードツール」と「自動化」を駆使し、ビジネスを加速
- 顧客と従業員からロイヤルティと支持を得るために、「トータルエクスペリエンス(TX)」へ投資が増加
- 「機会損失」という算出できないコストを削減するために、データドリブンな意思決定インテリジェンスの自動化プロセスが増加
- サイバーセキュリティ対策の複雑化により「レイヤー化」と「統合化」が進む
- 持続可能性が継続的なIT投資の推進力に
1つ目のトレンドとして挙げられている「少ない労力でより多くの成果をあげるために「自動化」への投資が急増」に関しては、急激なインフレやエネルギーコストの上昇、労働力不足、地政学的な対立が、依然としてビジネスの不確実性を高めていることを背景に、多くのリーダーが、ビジネスの効率的な成長や生産性向上、コスト削減を実現するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)と自動化のイニシアティブにますます注力するようになると同社は考えている。
その中で、2023年に業績を伸ばすには、「より戦略的で全社的な自動化、すなわちハイパーオートメーションに取り組む必要がある」との見解を示している。
同社の調査では、80%の企業が、今後2年のテクノロジーロードマップに「ハイパーオート メーション」を組み込む予定と回答し、すでに多くの企業がこの取り組みを進めている。しかし、成果を上げるにはシステム・データ統合とシステムからビジネスまで組み立てブロックのように構築するコンポーザビリティが2023年のデジタル戦略にとって不可欠な要素になりそうだ。