OKIと東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は1月24日、高輪ゲートウェイ駅(東京都 港区)において、DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するプラットフォーム技術「REMOWAY(リモウェイ)」を活用して、メーカーが異なる複数のロボットを遠隔拠点から同時に運用する実証実験を開始することを明らかにした。

今回の実証実験では、JR東日本高輪ゲートウェイ駅の改札外に開設した「Partner Base Takanawa Gateway Station」に、人と複数のロボットが共存する環境を構築する。駅構内でのロボットサービスの利用を想定して、複数のロボットの安全な自律動作を遠隔から途切れない通信で支える運用環境の有用性について、検証するとのことだ。

  • 実証実験のイメージ

    実証実験のイメージ

OKIが展開するREMOWAYは、人やロボット、各種センサー、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)端末、インフラ装置など、さまざまなエッジデバイスが混在する環境下においても、遠隔から連携制御できることを目指して開発されたプラットフォーム技術。

今回の実証実験では、屋内と屋外の空間を不特定多数の人が往来する駅構内において、メーカーが異なる複数のロボットとREMOWAYを連携し、通信が途切れずに遠隔監視制御が可能かを検証する。これにより、駅構内で安全にロボットサービスを利用するために課題となる、人とロボットの衝突リスクの回避や、メーカーおよび用途が異なるロボットの一括運用への実現性について検討するとしている。

  • 実証実験の概要図

    実証実験の概要図