インターステラテクノロジズ(IST)は1月24日、民間主導による小型衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」の開発計画を発表した。

  • 小型衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」のイメージ

    小型衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」のイメージ (C)インターステラテクノロジズ

ISTはすでに打ち上げ実績のある観測ロケット「MOMO」のほか、当初の2023年度から2024年にスライドさせ、打ち上げを目指し、開発が進められている超小型人工衛星用ロケット「ZERO」における低コストロケットの開発技術ノウハウを有しており、DECAは、それらに続く最先端の再使用技術も取り入れることで抜本的な低コスト化を図った大型ロケットという位置づけとなっている。

DECAの名前の由来は、デカという単位は国際単位系(SI)における基礎となる単位の10倍の量であることを示すSI接頭語であり、ZERO(=0)に続くロケットにあたること、大量輸送を担うという一桁上の進化を目指すことからとするほか、同社が本社を構える北海道十勝地方の「十」、2023年がインターステラテクノロジズの事業開始から10年の節目であることなども加味したとしている。

なお、同社ではDECAについて、宇宙への大量輸送時代に適したサービスを2030年代に実現することを目指し、日本国内への低コストで自立的な将来宇宙輸送システム確保に貢献していきたいとしている。