川崎市は1月20日、世界経済フォーラムが主導する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」に、「川崎カーボンニュートラルコンビナート」として日本で初めて参画したことを発表した。
同取り組みは、世界経済フォーラムにより設立・運営されており、世界的な課題であるカーボンニュートラルの実現に向け、重要な役割を担う産業クラスターについて、国際的なクラスター間のノウハウ・知見を共有し、協業によるネットゼロ(カーボンニュートラル)を目指すもの。
同市では、2022年3月に川崎カーボンニュートラルコンビナート構想を策定、5月に官民協議会を設立するなど、同構想に基づく取組を推進しており、市の構想とイニシアティブのコンセプトが合致したことから、今回、川崎カーボンニュートラルコンビナートとして参画したという。
また、今回の参画にあたり、川崎カーボンニュートラルコンビナート形成推進協議会・川崎港カーボン ニュートラルポート形成推進協議会に参加する市内立地企業14社から賛同・協力の表明がなされており、今後、賛同企業とともに、イニシアティブを積極的に活用し、国際的な情報発信および他の産業クラスターとの連携に取り組み、カーボンニュートラルコンビナートおよびポートの形成につなげていきたい考え。