写真やイラストなどのマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」を運営するピクスタは1月19日、機械学習を使った開発などを行うピクスタの海外開発拠点PIXTA VIETNAMと連携して、アノテーション部門を発足したことを発表した。

  • ピクスタはアノテーション部門を発足した

    ピクスタはアノテーション部門を発足した

アノテーションとは、画像データを教師データとして活用する場合に必要な情報をタグとして付与する作業。新部門の発足により、PIXTAの機械学習用データセット提供時にアノテーションされたデータを提供できるようになった。また、同社の画像データ収集技術による検索代行や機械学習の知見を活用して、企業のAI(Artificial Intelligence:人工知能)開発をサポートするとしている。

アノテーション部門では、バウンディングボックス(外接矩形)、キーポイント(骨格データ付与)、ラベリング(性別、カテゴリ、キーポイントなどのタグ付け)、ポリゴン、ポリライン、領域分割、オブジェクトトラッキング(動画アノテーション)など、要望に応じたアノテーションを提供する。

PIXTAの画像データに対するアノテーション付与のみならず、自社で用意した画像や動画、3Dデータなどへのアノテーション付与にも対応するそうだ。

  • バウンディングボックス付与の例

    バウンディングボックス付与の例

  • 骨格データ付与の例

    骨格データ付与の例

  • ラベリングの例

    ラベリングの例