Microsoftは現地時間2023年1月16日、Microsoft AzureのAI(人工知能)サービス「Azure OpenAI Service」に、OpenAIの技術を組み込むと発表した。OpenAIは現在文章を生成する「GPT-3」やコードを生成する「Codex」、画像を生成する「DALL-E 2」を提供しているが、一連のAI機能を自社SaaSに利用できる。公式ドキュメントによれば、米国(東部および中西部)、西ヨーロッパリージョンで使用可能。Microsoftは2019年7月にOpenAIへ10億ドルを出資し、AI技術の向上とサービスの構築に努めてきた。
新たなAzure OpenAI Serviceでは、GPT-3.5(Generative Pre-trained Transformer 3.5)や新規APIの用意、要求件数やトレーニング上限の向上、展開の高速化が加わる。本稿執筆時点でAzure OpenAI Serviceを利用するには「Request Access to Azure OpenAI Service」による申請が必要だ。