スペースデブリ除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスの国内子会社で、人工衛星の開発製造を担うアストロスケールは1月16日、同社の新たな代表取締役社長に加藤英毅氏が2023年2月1日付で就任することを発表した。

  • 2023年2月1日付でアストロスケールの代表取締役社長に就任する加藤英毅氏

    2023年2月1日付でアストロスケールの代表取締役社長に就任する加藤英毅氏(出典:アストロスケール)

加藤氏は宇宙業界に35年以上携わった経歴を持ち、直近では2015年に米国ワシントンD.C.にコンサルティング企業のHISeを創設。宇宙および電気通信分野の戦略的助言と市場開発サポートを提供する同社を社長として7年間率いた。

またそれ以前は、タレス・アレーニア・スペースでアジア地域の統括やフランス本社の販売部門統括、北米支社の社長を歴任し、それ以前にもオービタル・サイエンシズ、三菱電機の宇宙部門などで勤務した経験を有する。

加藤氏は今後、2030年までに軌道上サービスを日常的な活動の一部にすることを中期的な目標に掲げるアストロスケールの日本子会社の代表取締役社長として、ホールディングスや米国法人、英国法人などの経営陣と密に連携しながら、同社の成長を牽引するとしている。