リコー、イトーキ、NTT都市開発、oVice、ザイマックス不動産総合研究所、JTB、パソナ、VISITS Technologiesら8社は1月16日、働く人の創造性を高めるための研究や、その研究成果の普及、および創造性を高めるためのビジネス創出を目指して、「はたらく人の創造性コンソーシアム」を2023年1月13日に発足したことを明らかにした。

  • 「はたらく人の創造性コンソーシアム」第1回会合の様子

    「はたらく人の創造性コンソーシアム」第1回会合の様子

このコンソーシアムでは「はたらく人の創造性を直接高める」ことに焦点を当てて、共同研究や研究成果をまとめたレポートの発行、創造性を高めるためのビジネス創出の検討などの活動を行うという。コンソーシアムに参加する8社は業界の垣根を越えて共創し、働く人が創造性を発揮し、働きがいと経済成長が両立する持続可能な社会を目指すとしている。

コロナ禍によって在宅勤務などのリモートワークが普及し、国内外で働き方が大きく変化している。ウィズコロナ・アフターコロナの時代においては、リモートワークと出社を効果的に組み合わせたハイブリッドワークなど新たな働き方が定着していくと思われる。

また、AI(Artificial Intelligence:人工知能)などの活用により仕事が効率化され、より高い創造性の発揮が求められる時代が到来しつつある。リコー経済社会研究所の調べによると、人が働く上での創造性を高めるアプローチとしては、「阻害要因の排除」「自発性やWell-Beingなど、創造性に影響を与える要因の整備」「直接創造性を高める働きかけ」があるようだ。

そこで、コンソーシアムでは、「はたらく人の創造性を直接高めること」に焦点を当てて独自の研究や実証実験を行い、それらから得られた知見の普及活動を行う。アドバイザーとして一橋大学 ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター 准教授の永山晋氏も参加する。

  • コンソーシアム第1回の議論の様子

    コンソーシアム第1回の議論の様子