凸版印刷は1月16日、データを活用したコミュニケーション施策を手軽に始められるとするデジタルマーケティングサービス「&haco」の販売を開始することを発表した。取得している顧客データをデータベースに集約する「ためる」機能、そのデータベースをさまざまな条件で分類する「わける」機能、集約したデータからDM(ダイレクトメール)やSMS(ショートメッセージサービス)などを使用して発信する「つたえる」機能の3機能を備える。

「ためる」機能では、点在している顧客データをCSVで「&haco」のデータベースに集約できる。「わける」機能では、集約した顧客データをさまざまな条件に応じてセグメント可能だ。アンケート機能も搭載しており、アンケート結果からのセグメントにも対応する。「つたえる」機能では、顧客のニーズに合わせてパーソナライズしたメールやDM、SMSの予約配信が可能。

  • 「&haco」の概要図

    「&haco」の概要図

同サービスで集約したデータは、凸版印刷のCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)実績に基づいた施策シナリオを活用できるようだ。ツール構築からデータを活用した施策実行まで最短3カ月で実施可能だという。

  • 施策シナリオの例

    施策シナリオの例

アウトプットとしては、メールやSMSといったデジタル接点だけでなく、顧客行動に合わせたDM送付も可能。DM機能は顧客に合わせた訴求内容ごとに印刷から発送まで自動化することで、デジタルとアナログによるハイブリッドな施策を効率よく実行し、企業における顧客データを活用したマーケティング施策効果の最大化を支援するとしている。

同サービスの初期導入費用は100万円(税抜き)から、月額利用料は30万円(税抜き)から。