リーガルテックサービスを展開するGVA TECHは1月16日、法務案件管理クラウド「GVA manage」をリリースしたことを発表した。各社の専用フォームから事業部の担当者が法律相談や契約書の作成、契約審査の依頼をするだけで、法務担当と事業部担当間で案件が作成されるため、ステータスや期日を管理できるようになる。
案件作成後には、事業部担当は普段使用しているメールやSlackなどのチャットツールに返答するだけで、やりとりしたファイルやコミュニケーション履歴の情報がGVA manageに集約される。
法務部に法務案件を依頼する事業部の担当者はGVA manageのアカウントが不要で、普段やり取りに使用しているメールやチャットツールで法務部門とやり取りを開始できる。そのため、サービスの導入に伴って新しいツールを使う煩わしさを低減できるという。
GVA manageの管理権限を持っている法務部門は、管理画面から全ての案件のステータスや期日を確認してタスクを管理できる。また、同サービス上でやりとりした全ての過去案件を検索できるため、自分が過去に担当した案件だけでなく、同僚や前任の法務担当が携わった案件も確認可能だ。
さらに、1案件の取引に対して複数の契約書ファイルをひも付けて管理できるため、1案件に対して基本契約と覚書など複数の契約を結ぶ場合にも対応する。個別のファイルを確認しなくても契約の全体像を把握できるため、過去の契約書を探す時間の削減が見込めるという。