半導体産業協会(SIA)は1月9日(米国時間)、2022年11月度の半導体市場規模(売上高)が前月比2.9%減、前年同月比9.2%減の455億ドルとなったと発表した。
月別売上高は2022年5月の518億ドルをピークに減少傾向が継続しており、また、前年同月比も9月以降マイナス成長へと転じており、今後もさらに縮小する可能性があるという。
地域別にみると、前月比では米州が同1.4%減、欧州が同1.0%減、日本が同1.2%減、中国が同5.3%減、アジア太平洋/その他が同3.0%減と全地域でマイナス成長となった一方、前年同月比では米州が同5.2%増、欧州が同4.5%増、日本が同1.2%増、中国が同21.2%減、アジア太平洋/その他が同13.9%減と、日本を除くアジア地域でのマイナス成長が目立っている。
なお、最近の世界半導体貿易統計機構(WSTS)の予想では、半導体市場は2022年に前年比4.4%増となるも、2023年は同4.1%減と予測されているが、2021年の市場規模が5559億ドルで、2023年が予想通りのマイナス成長となっても、市場規模は5565億ドル規模であり、2021年並みを維持することとなる。