双日は1月11日、大阪府堺市の泉北ニュータウン地域において1月10日から3月10日まで、完全予約型デマンド・システムである「チョイソコ」を使用して、南海電気鉄道、南海バス、堺市と共に、デマンド型乗合交通サービスの実証事業である「NANKAIオンデマンドバス」に参画すると発表した。
同実証事業は、堺市南区の泉北ニュータウン地域内の桃山台と鴨谷台の2地区(計26停留所)、および泉北高速鉄道線の光明池駅、栂・美木多駅、泉ケ丘駅の3駅に停留所を設置し、住民の外出促進や、目的地までの移動の利便性向上、新しい交通手段の創出を目指すもの。
なお同実証事業は、大阪府AIオンデマンド交通モデル事業での採択を受け、その補助金を活用するとのこと。
今回開始するサービスは、予約状況に応じて最も効率的なルートをAI(人工知能)システムで提供し、利用者は電話やWebから乗車の予約が可能という。チョイソコは全国約50か所で展開しているが、大阪府では初とのこと。
双日は、運行事業を通じて収集した利用ニーズや乗降データを基に、総合商社としての事業ネットワークと最新ITを駆使した新たなヒト移動・モノ輸送のサービス展開による地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、MaaS事業の展開を加速していくとしている。