Sansanは1月11日、同社が提供するインボイス管理サービスである「Bill One」と、SSBソリューションが提供する経費支払システムとの連携を発表した。今回の連携により、金融機関におけるアナログな経理業務を効率化し、月次決算の加速を後押しするという。
2022年1月施行の電子帳簿保存法や、2023年10月のインボイス制度の導入に向けた電子インボイスの普及など請求書業務を取り巻く環境は転換期を迎えているといい、請求書業務のデジタル化需要が高まっているとのこと。
Bill Oneは、多様な請求書をオンラインで受領・データ化し、月次決算の加速を後押しできるというインボイス管理サービス。これまで、機能アップデートや各種会計サービスとの連携を積極的に行っているとしている。
一方SSBソリューションは、銀行や信用金庫など金融機関向け専門のシステム開発会社とのこと。大手ベンダーの勘定系システムの開発・保守と本部業務に関するパッケージ・システムの企画・開発に強みを持つといい、多くの金融機関が同社のパッケージ・システムが利用しているとのこと。
今回の連携により、Bill Oneで受領・データ化した請求書情報をCSVファイル形式でダウンロードし、SSBソリューションのシステムにインポート可能になる。
支払先名・金額・支払日など、支払業務を行うために手入力する必要があった情報を連携するため、担当者の工数削減に加えて、手入力によるミスが減ることで内容の差し戻しや確認といったやりとりも削減するという。請求書の受け取りから支払業務までの業務工数を削減でき、経理業務の生産性向上を実現できるとしている。
Bill Oneは、これまでも会計システムとの連携機能を提供するなど、Bill Oneを使用した経理業務のデジタル化を推進してきたという。今後も、機能開発や関連サービスとの機能連携を積極的に進めることで、ユーザーの月次決算を加速していくとのことだ。