initは1月11日、20代の社会人1002人を対象に実施した「理想の働き方とエンジニア」の調査の結果について発表した。

「理想の職業として当てはまるものを教えてください」聞いたところ、「事務職(45.3%)」「公務員(34.9%)」に次いで、「資格が必要な専門職(34.3%)」という回答が多く、クリエイターやITエンジニアなど、より専門的な仕事がしたいと考えている人が多かった。

「理想の職種」として「ITエンジニア(技術職)」を挙げた人に、「エンジニアを目指す際に不安に思うことを教えてください」と質問すると、「現状、未経験で知識が無いこと」と回答した人が50.0%で最も多かった。これに、「理系出身ではないこと(46.4%)」「稼げるようになるまでに時間がかかりそうなところ(43.6%)」という回答が続いている。

  • 左:理想の職業として当てはまるものを教えてください 右:エンジニアを目指す際に不安に思うことを教えてください 引用:理想の働き方とエンジニア

「エンジニアに必要とされる資格やスキルを1つでも持っていますか?」という質問では、半数以上にあたる54.3%の人が「いいえ」と回答。エンジニアが理想の職業であっても、エンジニアに必要な資格やスキルを持っていない人が多いということが判明した。

また「社会人になってからエンジニアを目指すのは難しい(タイミングが遅い)と思いますか?」という質問に対しては、「とてもそう思う(25.7%)」「多少はそう思う(44.3%)」を合わせて、7割が「そう思う」と回答した。

  • 左:エンジニアに必要とされる資格やスキルを1つでも持っていますか? 右:社会人になってからエンジニアを目指すのは難しい(タイミングが遅い)と思いますか? 引用:理想の働き方とエンジニア

同社はこの結果について、すでに社会人として仕事をしていることから、「エンジニアを目指すには時間も知識もない」とあきらめている人も少なくないかもしれないとの見解を述べている。