JBグループのJBアドバンスト・テクノロジーは1月10日、クラウド連携プラットフォーム「Qanat Universe」を活用して、紙業務の自動化を実現する既存のソリューションを集約・強化し、「Qanat Universe ペーパーレスソリューション」として同日から提供開始した。
同ソリューションは、「あらゆる紙業務を自動化する」ことを目指し、電子ペーパーやスキャナーなどの専用端末、伝票内容を高精度でデータ化するソリューション群(AI OCR、画像補正など)、データを業務で活用するためのSaaS/後続システムとの連携機能など、紙業務の自動化に必要な機能をすぐに利用できる形で提供するもの。
利用者は、自社の業務に応じて連携機能とソリューション群を自由に組み合わせることができるため、コストを抑えて短期間で紙業務のデジタル化を実現することが可能となっている。
また、業務内容をワークショップ形式でヒアリングして、最適なソリューションの組み合わせを提案するトライアルも提供しており、導入前に実際の業務を想定した使い勝手を確認することで、高い運用の定着化を実現していくという。
同ソリューションでは、Qanat Universeクラウド環境と接続された専用スキャナーで、異なる用紙サイズが混在しても、毎分80枚の高速読取とPDF化により簡単にクラウドデータ共有を実現する。また、AIが画像パターンを学習し、レイアウトが異なる伝票も自動で仕分けするほか、電子帳簿保存法対応ソリューションやkintoneなどのSaaSとのデータ連携が可能となっている。