NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とJR東日本クロスステーション(JR-Cross)は1月10日、エキナカ商業施設「エキュート上野」「エキュート大宮・大宮 ノース」において、販売促進高度化に向けたリアルタイムなセグメントマーケティングの実証実験を開始することを発表した。期間は、2023年1月11日~2023年3月1日(予定)。
この実証実験では、NTTドコモの基地局情報などをもとにした位置情報とdポイントクラブ会員基盤を活用し、2駅合わせて1日あたり約32万人が利用するJR上野駅・JR大宮駅および駅周辺にいるターゲットユーザーに対し、顧客属性に合わせた「メッセージS」をリアルタイムで配信するセグメントマーケティングを行う。
ドコモの基地局やWi-Fiの通信情報をもとに、指定した位置から半径75mのエリア内にいる顧客を推定することができる「docomo Ad network」の位置機能を活用し、指定したエリアに来訪したターゲットユーザーにリアルタイムでメッセージ配信などを行うことが可能。
dポイントクラブ会員約8,700万人のうち「メッセージS」を許諾する約3,300万人に対し、年代や居住地などのユーザー属性に基づいてターゲティングを行った上で、位置情報と連携させ、「メッセージS」を利用したサービスやキャンペーン、イベント情報などの配信が可能だという。
また、ジオターゲティングを活用し、周辺のイベント施設や観光施設などへの来訪者に対して「エキュート」で開催中のキャンペーンや期間限定イベント、エリア限定商品の紹介などを行うことで、来訪者の周辺エリア内の回遊を促進するとともに、来訪者への新たな気づきを提供することができるとしている。