年が明けて数日、元旦に目標を立てた人は持続しているだろうか?もし挫折していても、まだ挽回可能だ。健康に関するニュースサイトのHealthnewsが「Survey: Americans’ Top Resolution for 2023 Is to Exercise More」という記事で継続のコツを紹介している。

米国で413人が回答したThe Statista Global Consumer Surveyによると、新年の抱負として最も多く挙がったのはズバリ「もっと運動する」。複数選択可の選択肢のうち、52%がこれを選んだ。続いて、「健康な食生活」(50%)、「体重を減らす」(40%)となるなど、健康に関するものが上位を占めている。

それに続くのは、「貯金」(39%)、「家族や友人と過ごす時間を増やす」(34%)となり、新型コロナの影響で仕事や経済面に影響が出たり、なかなか気軽に人に会えない状況が続いていることを思わせた。貯金は、このところのインフレにより家計が苦しくなっていることがうかがえる結果となった。

このほか、「ソーシャルメディアに費やす時間を減らす」(20%)、「仕事中のストレスを減らす」(19%)、「生活費を減らす」(19%)などが挙がったそうだ。

ここで気になるのは、新年の抱負を達成できる人がどのぐらいいるのか。簡単ではないことは、多くの方が身をもって体感しているだろう。

だが、方法はありそうだ。記事では、1066人を対象としたスウェーデンの調査を紹介する。ここでも健康、体重減、食生活が抱負として挙がったようだが、1年後、回避型の目標と問題解決型の目標を比較した場合、後者の方が抱負を維持できていたという。

研究チームの1人であるストックホルム大学心理学部のPer Carlbring教授は、「目標の言い換え」が大切だと指摘している。「多くの場合、抱負を言い換えるとうまく行く可能性がある。例えば、体重を減らすために"甘いものを食べるのをやめる"という目標なら、"1日数回フルーツを食べる"と言い換える方が、達成の可能性が高くなる」とCarlbring教授。行動をなくすことはできないが、他の良いものに変えることはできる、と続ける。

そこで記事では、新年の抱負を維持するためのステップとして、次のようにアドバイスしている。

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