トレンドマイクロは1月6日、5G/ローカル5G環境および5G以降の高速通信規格向けにサイバーセキュリティを提供する子会社「CTOne(シーティーワン)」を設立したと発表した。新会社は、トレンドマイクロの完全子会社である台湾トレンドマイクロの完全子会社。

新会社は、あらかじめセキュリティを組み込むことで、通信技術(CT:Communication Technologies)、IT、OTのような異なる技術をベースとして複雑に構成されている業界特有のアプリケーション環境のデジタルレジリエンス(強靭性)を強化する。加えて、5Gネットワーク環境におけるアプリケーションの安全な実行と、ネットワークからエンドポイントまでの包括的なセキュリティ保護を提供する。

新会社が提供するソリューションは、企業がエッジ コンピューティングアプリケーションやIIoTエンドポイントデバイスを含むプライベート5Gモバイル ネットワーク全体を保護できるように設計されている。

現在、5G/ローカル5G環境をエンド・ツー・エンドでカバーするセキュリティソリューションに加え、O-RAN仕様の機器およびエッジコンピューティング向けのセキュリティソリューションの開発も行われている。