日立製作所(日立)の米国子会社であるGlobalLogic(グローバルロジック)は1月5日(現地時間)、ラテンアメリカ一帯をカバーするデジタルデータエンジニアリング企業である米Hexacta(ヘクサクタ)を買収したと発表した。買収額は非公表。規制当局の承認を前提として、2023年3月までに完了する予定。同買収はGlobalLogicが提供するサービスやエンジニア人材を拡充する継続的な戦略の一環となる。HexactaはGlobalLogicの完全子会社として、既存の経営陣およびスタッフとともに事業を継続するとのことだ。
Hexactaは20年以上にわたり、ソフトウェア開発、ITコンサルティング、UI/UXデザイン、データエンジニアリングおよび分析サービスを提供しており、 世界5カ国の拠点を有している。アルゼンチン、コロンビア、ペルー、米国、ウルグアイにある10の拠点で、800名以上の従業員を有するHexactaがGlobalLogicの傘下に入ることで、GlobalLogicの能力と人材基盤を拡大するとともに、ラテンアメリカの優秀なエンジニアリング人材の獲得につなげる考えだ。
GlobalLogicの社長兼CEOであるNitesh Banga(ニテッシュ バンガ)氏は、「Hexactaが仲間になることにより、当社のサービスポートフォリオとニアショア拠点によるデリバリー能力が強化され、高い技術的専門知識と独自の業界ノウハウが加わる」と述べている。