Microsoftは5日後の2023年1月10日にWindows 7 ESU (拡張セキュリティアップデート)とWindows 8.1の最後のセキュリティアップデートを提供する。このアップデートがセキュリティアップデートの最後となり、以降はアップデートおよびサポートの提供は行われない。
Google Chromeを使っていたら、もうしばらくWindows 7やWindows 8.1を使い続けることができると考えるかもしれないが、GoogleはGoogle Chrome 109をWindows 7およびWindows 8.1、Windows 8をサポートする最後のバージョンにすると発表している。実質的に、Microsoftがサポートする日付に合わせてGoogle Chromeのアップデートも終了する(参考「Sunsetting support for Windows 7 / 8/8.1 in early 2023 - Google Chrome Community」)。
Googleは「Chrome Platform Status」において、Google Chrome 109のリリースを2023年1月10日に設定しており、MicrosoftがWindows 7 ESUおよびWindows 8に最後のセキュリティアップデートを配信する日に合わせている。以降、Google Chromeの新しいバージョンを使う場合にはWindows 10以降のプラットフォームが必要になる。
Webブラウザの脆弱性はサイバー攻撃者に悪用されやすい。特にGoogle ChromeはWebブラウザとしてのシェアが最も多いことから攻撃対象となるユーザー数が膨大になるため、発見される脆弱性は攻撃に悪用されやすい。該当するプラットフォームを使用している場合、セキュリティサポートが終了する前にセキュリティサポートが提供されているほかのプラットフォームへ移行することが望まれる。