2023年の年頭にあたり、スノーフレイク 社長執行役員 東條英俊氏は年頭所感として、以下を発表した。
新年明けましておめでとうございます。
2022年は、コロナ禍を契機とした企業のDX化の拡大に加え、「Web3」や「メタバース」といった新しいトレンドも台頭してきました。また、社会ではスポーツ界などで明るい話題が多かった一方、ロシアのウクライナ侵攻を始め国内外で痛ましい出来事が目立った1年でもありました。
昨年スノーフレイクは創業10周年、日本法人としては設立3周年にあたる節目となりました。おかげさまで、日本国内でのデータクラウドSnowflakeの新規採用および更新が堅調に加速し、事業の成長を成し遂げることができました。「Forbes Global 2000」にランクされる企業の内、543の企業がSnowflakeを採用しています。(2022年10月31日現在) また2022年6月に米国で開催された「Snowflake SUMMIT 2022」では、業界別データクラウドの拡充や「Snowpark for Python」の一般提供開始、トランザクションデータと分析データをまとめてほぼリアルタイムでの分析を可能にする新たなワークロード「Unistore」を発表するなど、より多くのユーザーの皆さまにSnowflakeをご活用いただけるよう取り組んでまいりました。
本年は、昨年に続き「データコラボレーション」の加速をご支援して参ります。近年ビジネスを取り巻く環境には、コロナ禍に伴う事業への影響、為替、エネルギー問題などが山積しています。そうした課題に向き合うひとつの施策として、自社の取り組みに留まらない業界の垣根を超えたデータ活用、つまり「データコラボレーション」が解決策になると考えます。国内でも天気や人流、株価など業界を超えたデータの共有が進んでいます。Snowflakeマーケットプレイスはこうした業界の垣根を超えたデータコラボレーションを支援するため、金融、製造、小売、ヘルスケア、エネルギー、気象/環境、公共などさまざまな業種のデータセットがリストされています。これらのデータと自社のデータを活用することで、新たなインサイトをもたらすことができます。日本国内のデータセットを提供するデータプロバイダおよびデータ活用の支援を引き続き加速して参ります。
引き続き本年も、様々な業界のお客様がより多くのデータにアクセスし、豊かなデータインサイトを得られるよう、データコラボレーションの支援を強化してまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。