年末年始から正月にかけて、リアルの店舗と同様に、ECサイトでもバーゲンや初売りが行われる。お得な買い物をしようと、心待ちにしている人も多いことだろう。

しかし、ここで落ち着いてほしい。オンラインショッピングのユーザーを狙うサイバー犯罪者はこの休暇をチャンスと捉えており、手ぐすねを引いている。うっかりしていると、とんでもない偽物をつかまされるかもしれない。彼らの餌食にならないために、どうすべきだろうか。

アバストが公式ブログで、ECサイトで購入した商品が正規品かどうかを確認する方法を説明しているので、ポイントを紹介しよう。

評判のよいECサイトを利用する

当たり前かもしれないが、多くのユーザーから信頼されている評判の良いECサイトを選んで購入することが推奨されている。検索をしていると、珍しい商品をリーズナブルに販売している海外のECサイトに出くわすことがある。そんな時は、本当にそのサイトが問題がないサイトかどうか、確認しよう。

ECサイトが正規の業者である証拠を探す

ECサイトにアクセスする時、その運営者が正規の業者であるかどうかを確認すべきだという。アバストは、その手段として、住所、電話番号、プライバシーポリシー、カスタマーサービス情報を確認することが挙げられている。

また、正規の業者は通常、利用者のレビューや評価を読むことができるため、これらがない場合は、不正な業者であることを疑ったほうがいいという。

製品自体をよく調べる

販売元であるECサイトを調べることと並行して、当然、製品自体も調べすることが推奨される。ブランドや製品に詳しくない場合は、Googleで検索して、レビューやカスタマーエクスペリエンスを調べて、製品が本物かどうかを判断するとよいという。また、メーカーのWebサイトに自分が欲しい製品が掲載されているかどうかも押さえておきたい。

安すぎる価格には注意する

さらに、価格にも注意する必要があるという。誰しもできれば安い商品を買いたいものだが、想定の価格よりも大幅に安い場合は、リスクを感じたほうがいいとのことだ。

安全な支払い方法を選ぶ

ECサイト、製品の安全性が確認できたら、最後の関門は「支払方法」だ。アバストは、追跡が困難な電信送金などの支払い方法を避けるよう、アドバイスしている。

代わりに、クレジット カードまたはPayPal などの安全なオンライン決済サービスを利用しよう。これらの方法により、個人情報や財務情報をより確実に保護されるという。