Adobeは、米国の18歳以上のプロではない約1,000人のオンラインクリエイターを対象にした調査結果を現地時間22日に発表した。
日本においても従業員の副業解禁が話題に上がる昨今だが、多くのクリエイターツールを展開する同社が調査するのは、写真や動画の制作や執筆活動などを通じて収益を上げるプロではないクリエイターの動向。マネタイズに成功している半数以上が、2022年は2021年よりもクリエイティブな収入が増えると答えており、4分の1以上が昨年よりも少なくとも50%多い収益を期待し、26%が5割増を見込み、Facebook(70%)、Instagram(65%)、YouTube(57%)などが人気プラットフォームに挙げられている。非プロのクリエイターは、86%が消費者への直接販売で収入を得ており、消費活動が活発になるホリデーシーズンの収入がクリエイティブの年間収入の3分の1以上。年始にかけての短い期間に"稼ぎ時"が集中している。
プラットフォームの拡大に伴いマネタイズに成功するクリエイターの裾野の広がりが垣間見えるが、数多くのデザインツールを提供しクリエイター経済圏を後押しする同社のAshley Still氏は、デザイアセットを使ってロゴやバナー、フライヤー制作などクリエイティブな活動を始められるAdobe Expressを挙げ、「季節ごとのテンプレートやその他のさまざまなテンプレートを使用して、誰もがホリデーの精神をシンプルかつ楽しく表現できます」とアピール。Adobe Expressは、2000種類以上のAdobe Fonts、ロイヤリティフリーの写真コレクション、2GBのストレージが使えるフリープランを有し、クラウドやアプリで手軽にクリエイティブな活動を始められる。