「fabcross for エンジニア」は12月23日、エンジニア600人(機械系:285人、電気・電子系:152人、制御・ソフトウェア系:61人、素材・化学系102人)を対象に実施した「エンジニアの働き方・キャリア志向」に関するアンケート調査の結果を発表した。
エンジニアとして働く上で、「現状に満足している」要素として最も多かったのは「勤務地」で37.7%だった。次いで「業務内容」が30.0%、「労働時間」が29.3%だった。反対に満足度の低さでは「出世」が6.0%で最も低く、続いて「自身のキャリア形成」が14.2%となっている。
エンジニアとして働く上で「将来に不安を感じる」要素として最も多かったのは、「給与額」で43.3%が最も多い結果に。これに、「賞与額」(33.5%)、「自身のキャリア形成」(21.5%)が続いている。特に「自身のキャリア形成」について満足している要素では11位(14.2%)、不安を感じる要素では3位(21.5%)となっており、キャリア形成に不安を感じているエンジニアが多い傾向が伺える。
「自身のキャリア形成」について、将来に不安を感じる要素として回答した129人を所属する会社規模別で集計すると、特にキャリア形成に不安を感じるエンジニアが多かったのは「201~300人」規模の会社で30.2%だった。続いて「301~500人」規模の会社で28.9%、「501~1000人」規模の会社で25.9%となっている。反対に200人以下の規模の会社では不安を感じるエンジニアが少ない傾向となった。