日本出版販売(日販)は12月26日、出版社向けに搬入情報の登録や部数契約などの業務をオンライン化できるプラットフォーム「BookEntry」の運用開始を発表した。
従来、出版取次を行う同社の物流倉庫に書籍などの商品が搬入されるまでには、出版社との間でメールやFAX、電話などでのやりとりが必要であったが、「BookEntry」ではJPRO(JPO出版情報登録センター)に登録される情報をもとに、搬入情報登録や部数契約など一連の業務をオンライン化する。搬入連絡表・指定データ・指数データのアップロード、登録ファイル確認・ダウンロード、登録された商品の部数の確認や部数契約承認が可能になる。26日より一部出版社(5社)での先行稼働を開始しており、2023年3月までに取引先全社へと拡大し、2023年夏には雑誌・コミックのメニューを稼働する予定。