コロナ禍やロシアによるウクライナへの軍事侵攻により私たちの日常は大きな変化を遂げた。

特にメーカーにとっては、物資の輸出量の激減による価格高騰やステイホーム期間の趣向の変化など、さまざまな面で「需要と供給」が読みにくい2年間だったのではないだろうか。

そんな中、自社で「需要予測AI」を開発し、需要特性が異なり品目数も多い「酒類」というカテゴリーでのAIの本格実用に成功した企業がある。

今回は、需要予測AIの開発・改善を行ったサントリーシステムテクノロジーの野島達也氏、中川愛子氏と、AIを実際に導入し業務適用に向けて現場の意識改革や組織作りに注力したサントリー スピリッツカンパニー ロジスティクス部のズー・シンチョ―氏に話を聞いた。

  • 左から、サントリーシステムテクノロジー 野島達也氏、ズー・シンチョ―氏、中川愛子氏

日々変わる情勢に合わせて「変化対応業務」にシフトする必要があった

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