ヴァイナスは、加Empower OperationsのAIを利用した次世代型最適設計システム「OASIS AI」の日本国内における総代理店契約を、2022年12月に締結、販売・サポートを2023年1月4日から開始する予定であることを発表した。

Empowerは2014年にAI最適化の第一人者として知られるASME(米国機械学会)フェローで、カナダ サイモン・フレーザー大学の特別教授(Distinguished Professor)であるギャリー ワン博士(Gary Wang,Ph.D.)によって設立されたAIベンチャー。OASIS AIは、AI/機械学習機能により、最適化アルゴリズムの専門知識がなくても最適化案を簡単に短時間で得られる最適設計システムで、使用中のアプリケーションにリンクや組み込み易く、操作が簡単で、迅速な最適化計算を低コストで実行可能な点が特徴だという。

具体的には、最新のAI/機械学習機能により、自動車機器、航空宇宙、重工業などのCAEシミュレーションの最適化設計や、制御システム、信号処理、通信、物流工程、要員レイアウトなどの最適なパラメーター設定を迅速に得ることができるとしている。

  • 適用例:ガスタービン翼の最適設計

    適用例:ガスタービン翼の最適設計

  • 救急病院におけるプロセス最適化

    適用例:救急病院におけるプロセス最適化

なおヴァイナスでは、2023年はCAE分野に焦点を当て、自動車(部品含む)、 航空宇宙、重工業、エレクトロニクスなどの業界に向けて120ライセンスの販売を見込むとしている。また、販売価格は、年間ライセンス料金が80万円(税別)からとしている。