東芝データは12月22日、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート」の会員約100万人のレシートデータから得られる購買データをもとに、「アイスクリーム」の買い物動向を発表した。今回、2021年12月~2022年11月の平均値を算出。

アイスクリームの価格について、ここ1年間の移動平均を見ると、売価指数はほぼ横ばいで値上げ影響は少ないにもかかわらず、平均単価(1個あたり)は右肩上がりだという。

今年11月は3年前より平均単価17%(22円)増加していることが明らかに。平均単価が最も高まる月は、過去3年間いずれも12月であることから、今年12月は過去最高を記録することも予想される。

性別で見ると、ほとんどの年代において女性の平均単価が男性を上回っている。また、と年齢に比例して平均購入単価が上昇している。これより、同社は、購買力のある女性を中心に「ご褒美アイス」「贅沢スイーツ」など、付加価値の高い高単価なアイスが人気を集めるなど、プレミアム化が進んでいると分析している。

都道府県別では、「平均単価ランキング」の全国1位は静岡県226円となり、47位の群馬県との差は約2倍となった。第2位の滋賀県は「購入者1人当たりの月間購入金額ランキング」では全国1位と、アイスクリーム好きが多いことがわかった。

  • 「アイスクリーム」の買い物動向(都道府県比較) 資料:東芝データ