GMOグローバルサイン・ホールディングスは12月21日、同社電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」を導入する鹿児島県奄美市でのペーパーレス化や業務効率化の成果を発表。2022年6月のサービス導入から約6カ月半となる12月16日時点で電子契約率が54%になり、契約に伴う紙資源を1000枚以上削減している。
奄美大島に位置する奄美市。マングローブの森や特別天然記念物アマミノクロウサギなど重要な絶滅危惧種や固有種が生息し、絶景のマリンブルーも魅力的な同市は、契約書のやりとりに郵送を利用していたが、鹿児島と沖縄のほぼ中間に位置するため島外への郵便は最短で3日間、土日祝日を挟むと5日から6日もかかるという。課題を有していた同市は、実証実験を経て今年6月から電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」を導入している。今年の10月に契約業務の約50%を電子契約に置き換え、12月16日時点では締結した約700の契約の54%にあたる379件を電子化。契約1件に3から5枚の紙を使用しており、1000枚を超えるペーパーレス化(約1,137枚~1,895枚)を達成し、契約1件あたり約20から30分の作業時間を短縮し、126時間〜189時間の業務効率化を実現している。最長6日もかかる郵送は、メール送付に置き換わっている。