データベーススペシャリスト試験の合格者発表、最年少は14歳の中学生

情報処理推進機構（以下、IPA）は12月22日、10月9日に実施した令和4年度秋期情報処理技術者試験の応用情報技術者試験、高度試験および情報処理安全確保支援士試験の合格者を発表した。

データベーススペシャリスト試験では、14歳の中学生が合格し最年少記録を6年ぶりに更新したとのことだ。さらに、応用情報技術者試験では72歳の合格者が最年長記録を半年ぶりに更新している。

データベーススペシャリスト試験は情報処理技術者試験の中で、「プロフェッショナルとして業務を遂行でき、経験や実績に基づいて作業指示ができる。また、プロフェッショナルとして求められる経験を形式知化し、後進育成に応用できる」というレベルを示すレベル4に該当する。

この試験は、企業活動を支える膨大なデータ群を管理しながら、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを対象としている。

データベースシステムに関する高度な専門知識や論理的思考力が問われるだけでなく、実務上で直面するような事例での長文問題を理解して記述式で解答する必要がある。

また、応用情報技術者試験は、IT技術者の登竜門とされる基本情報技術者試験（レベル2）より一段階レベルが高い試験（レベル3）に位置付けられており、「要求された作業を全て独力で遂行できる」レベルに該当する。今回の試験で72歳の合格者が生まれ、半年ぶりに最年長記録が更新された。なお、これまでの最年長合格者は令和4年度春期試験に合格した70歳だった。

その他の試験の合格者は以下の通り。