デジタルサイネージなどを手掛けるアビックスは12月19日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)による人数カウントや、人流および滞留状況などを可視化し分析する新サービス「AIカウンター」の提供を開始したことを発表した。

  • AIカウンターの提供を開始する

    AIカウンターの提供を開始する

AIカウンターは、主に商業施設や店舗などのマーケティングを目的に、店舗内のカメラから来店者の行動を可視化して分析するサービス。パソコンとWebカメラを設置して利用を開始でき、データはクラウドで保存する。ビッグデータの収集により店舗運営を支援するという。

  • AIカウンターの利用用途

    AIカウンターの利用用途

同サービスは最大5台までのカメラを接続可能だ。店内の滞在人数や入退出の人数などを管理画面上でリアルタイムに分析できる。店舗や現場の混雑状況などを遠隔地から確認し、把握できるようになる。

また、カメラに映る全範囲のカウントではなく、映像内を円形や四角形などで範囲指定し、その部分のみのカウントに対応する。新規出店エリアの調査や、大型商業施設内の人の流れなどを詳細に分析できるとのことだ。

  • 指定した範囲のみをカウントする
  • 指定した範囲のみをカウントする

    指定した範囲のみをカウントする

最大50人を同時に認識可能な、店舗内外や小規模な商業施設向けの小規模プランは1店舗あたり月額8000円から。カメラは2台まで対応。3台目以降のカメラや導線分析、ヒートマップなどは別途オプションとして提供。

最大1000人までの同時認識が可能な、大型商業施設や屋外の群衆計測向けの大規模プランは個別の見積もりが必要。