西日本電信電話(NTT西日本)は12月15日、2022年8月に開始した未来共創プログラム「Future-Build For Well-being society」に関し、101件におよぶ応募の中から9月に4領域6テーマの採択企業を決定し、11月に第一弾として先行3テーマの実証実験開始を発表していたが、この度、第二弾として新たに2テーマの実証実験も開始することを発表した。
「Future-Build For Well-being society」は、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」において、スタートアップ、企業、研究機関等のパートナーとの共創によりWell-Beingな未来社会を実現するプログラム。
今回、第二弾として新たに実証実験を開始するのは「健康領域」と「経済領域」の2つのテーマ。
「健康領域」は、医療・ヘルスデータ活⽤による心身のウェルビーイングを募集テーマに、医療・ヘルスデータを活用した生活習慣病の予防・悪化防止サービスの実証実験を行う。採択パートナーはスポルツ、Enjoydream Holdings、Being、528。
実証実験では、(1)糖尿病予防、(2)フレイル予防・悪化防止にターゲットを絞り、ヘルスコーチングサポート(健康に良い行動を継続・定着・習慣化させることを支援)を提供する。期間は、実証実験が2023年1月〜2月、効果検証が2023年2月〜3月。実施場所はオンライン。
「経済領域」では、ロボットや業務自動化による労働力・人材不足の解消を募集テーマに、リアルタイムな遠隔操作によるマルチタスクロボットオペレーションの実現を目指す実証実験を行う。採択パートナーはアダワープジャパン。
実証実験では、一つのロボットに安価で汎用的な遠隔操作ソフトウェアを実装し、マルチロボットオペレーション(例:受付・案内・配膳など)のリアルタイムな遠隔操作の実現性を検証する。期間は、フィールド実証が2022年12月〜2023年2月、効果実証が2023年2月〜3月。実施場所はQUINTBRIDGE(大阪府大阪市都島区)。
なお、各プロジェクトについては、今後、実証実験・検討を重ね、2023年3月に成果報告会を開催予定。残る1テーマについては、準備が整い次第、発表するとしている。