Google Workspaceチームは12月14日、公式ブログの記事「Google Workspace Updates: Easily format and display code in Google Docs」において、Google ドキュメントにソースコードのフォーマット機能が追加され、同日より展開を開始したことをアナウンスした。この機能を利用すると、ドキュメント中にプログラムのソースコードを埋め込む際に、簡単にフォーマットを整えて見やすく表示できるようになる。

この機能はGoogle Workspaceのスマートキャンバス機能の一環として導入されたものだという。スマートキャンバスは、Google Workspaceの各サービスをシームレスかつ効率的に利用するための機能群である。

例えば、「@」を付けることでユーザーやファイルなどをAIが自動サジェストする機能や、Googleチャットにおいてチャットルームでファイル編集ができるようにする機能などが、スマートキャンバスの一部として提供されている。

ソースコードのフォーマットを使用するには、[挿入]メニューから[構成要素]→[コードブロック]と選択し、任意のプログラム言語を選べばよい。

  • Google ドキュメント中でソースコードのブロックを選択

    Google ドキュメント中でソースコードのブロックを選択

  • メニューから任意のプログラム言語を指定する

    メニューから任意のプログラム言語を指定する

  • 自動で見やすいフォーマットに変更してくれる

    自動で見やすいフォーマットに変更してくれる

現在は、C/C++、Java、JavaScript、Pythonのフォーマットに対応しており、「Unset」を選んだ場合には一般的な形式でフォーマットされる。

この新機能は、Rapid Releaseを利用しているドメインに対しては2022年12月14日以降に、Scheduled Releaseを選択しているドメインに対しては2023年1月3日以降に長期的に展開されるという。機能が表示されるまでには15日以上かかる場合があるとのことだ。