Microsoftは12月13日(現地時間)、Windows 10向けにセキュリティ更新プログラム「KB5021233」および「KB5021237」をリリースした。これら更新プログラムには、Windows 10に報告されている既知のセキュリティ問題に対する修正が含まれていることから、全てのユーザーに適用が推奨されている。
ただし、Microsoftは具体的にどのような問題が解決されるのかを明らかにしていない。KB5021233とKB5021237では、セキュリティの問題のほかにも、複数の不具合の修正と機能改善が行われている。
修正内容や変更内容に関する詳細は次のサポートページにそれぞれまとめられている。
- 2022 年 12 月 13 日 — KB5021233 (OS ビルド 19042.2364、19043.2364、19044.2364、19045.2364) - Microsoft サポート
- 2022 年 12 月 13 日 — KB5021237 (OS ビルド 17763.3770) - Microsoft サポート
セキュリティ以外の変更として、KB5021233では次の問題が修正されたという。
- メモリが不足した場合に、カメラアプリの応答が停止する問題。
その他、KB5021233には2022年11月15日にプレビューリリースされたKB5020030における修正内容も含まれているという。KB5020030のリリースについては次のサポートページにまとめられている。
KB5021237には、次のような変更および機能追加が含まれている。
- 今年フィジー共和国で夏時間(DST)が実施されなかったことに対応
- Windows ロック ダウン ポリシー (WLDP) で実行されるアプリケーションが動作を停止する問題を修正
- DirectAccess を使用している場合に、リモートネットワークに再接続できなくなる問題を修正
- ローカル セキュリティ機関サブシステム サービス (LSASS.exe) において、Windows ドメイン コントローラーでメモリリークが発生する可能性がある問題を修正
KB5021233とKB5021237は、いずれもセキュリティ修正を含む更新プログラムであり、自動更新を有効にしている場合は、Windows Update経由で自動的にインストールが実施される。