キユーピーは12月15日、西日本最大の調味料生産拠点であるキユーピー神戸工場で使用する電力を、実質再生可能エネルギー由来100%へ切り替えると発表した。この取り組みにより、キユーピーグループで初のネットゼロ工場が実現し、年間約3680トンのCO2排出量が削減できる見通しという。
関西電力による再生可能エネルギーメニューでの電力供給と、三井物産からの供給燃料(蒸気)で発生するCO2相当のJ-クレジット(温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度)の購入により、2022年12月からは、実質再生可能エネルギー由来100%へ切り替えることができたとのことだ。
キユーピーグループでは、2012年から現在まで、国内13拠点に太陽光パネルを設置している。2022年8月には、同社グループの惣菜工場であるキタカミデリカが太陽光発電のスペースを提供し、Looopが設置と管理を行う「オンサイトPPAモデル」で運用を開始。
同工場での総電力使用量の5.3%を発電することで、年間約85トンのCO2排出量削減を見込んでいる。さらに2023年2月頃には、国内3拠点での太陽光パネルの設置を予定しているとのことだ。