都築電気は12月14日、物流業界向けにクラウドサービス「TCloud for SCM(ティークラウドフォーエスシーエム)」を発表。1stサービスとして、車両情報をリアルタイムに収集・管理・分析を可能とする「動態管理サービス」の提供を開始した。「TCloud for SCM」は、物流業におけるサプライチェーン・ロジスティクス領域で発生する業務データを収集し、可視化・分析を行うクラウドサービス。今後、様々なサービスを順次提供する予定だが、第1のサービスとして車両走行情報や作業情報を収集する「動態管理サービス」の提供を開始。車両に設置する専用機器や新規のシステムを構築することなく、スマートフォンで車両位置や作業情報をリアルタイムに収集、可視化、管理を行う動態管理機能を提供。メッセージや写真などで管理者と情報を共有する機能や、目的地順に配送ルート案内するナビ機能、温度警告機能など、ドライバーを支援する機能のほか、APIによるユーザーの基幹システムとの連携にも対応する。
初期費用は無料で、コールセンターサポートを含む1ライセンスあたり月額1,250円。今後、「TCloud for SCM」に温度情報管理、納品先カルテ、到着時刻予測、CO2排出量計算などの機能を順次追加していく予定で、2027年3月までに12,000ライセンスの利用を目指す。