薬剤師コミュニケーションサービス、薬局に合わせた情報伝達が可能な新機能

TISインテックグループのネクスウェイは12月14日、薬剤師個人向けのデジタルプロモーションが可能な「薬剤師コミュニケーションサービス」について、薬局の希望に合わせてDI（ドラッグインフォメーション）をメールまたは郵送で送り分けできる製薬企業向けの「DI電子提供機能」を追加したことを発表した。

薬剤師コミュニケーションサービスは、同社が運営する薬剤師向けサイト「アスヤクLABO」および「アスヤクLIFE 研修」に会員登録する薬剤師に対して、メルマガやWeb広告の掲載が可能なサービス。薬剤師へ直接プロモーションできる利点を持つ。

• 薬剤師コミュニケーションサービスのサービス概要

今回DI電子提供機能を追加したことで、製薬企業が保有するリストに対して、メールまたは郵送によって薬局が受け取りたい方法での送り分けが可能となる。また、自社でメールアドレスを保有していない薬局に対しても、ネクスウェイが有する薬局データベースを活用してメール配信が可能だという。

• DI電子提供機能の管理画面

同一の宛先には複数の製薬企業の情報をまとめて送れるため、発送費や印刷費のコスト削減にもつながるとしている。配信可能な文書は添文改定などの安全性情報、包装変更などの製品情報、出荷調整再開などの流通関連情報、および添付文書だ。

メール送付の場合は入稿締め日から2営業日と1日で配信可能で、郵送の場合は入稿締め日から6営業日程度で配送可能。なお、郵送の場合はオンデマンド印刷、封入封緘、発送まで実施する。

初期費用は不要で、月額基本料金として30万円、送信件数に応じて30円からの従量課金が発生する。