Microsoftは2022年1月14日、Windows 7のサポートを終了した。これはEnterprise、Enterprise N、Home Basic、Home Premium、Home Premium N、Professional、Professional for Embedded Systems、Professional N、Starter、Starter N、Ultimate、Ultimate for Embedded Systems、Ultimate Nエディションに適用されている。
ただしMicrosoftは、Windows 7のProfessional、Enterprise、Professional for Embedded Systemsエディションに関しては特定のボリュームライセンスプログラムを通じて最大で3年間の拡張セキュルティアップデート(ESU: Extended Security Update)を提供しており、このボリュームライセンスプログラムを使用している場合には最大で2023年1月10日までセキュリティアップデートが提供されることになっている(参考「Windows 7 - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn」)。
Windows 7よりもあとにリリースされたWindows 8.1はまだサポートされているものの、固定のライフサイクルポリシーに従っており、2023年1月10日にサポートの終了が予定されている。この日以降、Windows 8.1にはセキュリティアップデート、非セキュリティアップデート、バグフィックス、テクニカルサポートなどは提供されなくなる。Windows 7と異なり拡張のセキュリティアップデートプログラムの提供は予定されていない(参考「Windows 8.1 - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn」)。
StatCounter Global Statsの報告によれば、2022年11月時点で日本におけるWindows 7のシェアは5.26%、Windows 8.1のシェアは3.38%とされている。セキュリティサポートが終了したあとも製品自体を使い続けることはできるが、セキュリティアップデートが提供されないことからサイバーセキュリティの面でのリスクが上昇することになる。
両OSはセキュリティサポートの終了まで1カ月と迫っており、該当するバージョンのプロダクトを使用している場合は、セキュリティサポートの提供が終了するまでにセキュリティサポートが提供されているほかのプロダクトへの移行を計画するなどの対策を取ることが望まれる。