NTTドコモは12月13日、レノボと5Gを含む移動通信技術にかかわる標準必須特許(標準規格に準拠した製品を製造、販売、使用などするうえで特許権者からライセンスを受けなければ特許権の侵害を回避することができない特許)のライセンス契約を締結したことを発表した。
ドコモは、より高度で快適なモバイル通信環境を実現するため、W-CDMA、LTEおよびLTE-Advanced、5Gや6Gなどのネットワークやサービスに関する研究開発に積極的に取り組むとともに、研究開発成果に関する特許出願を推進しており、その結果、W-CDMA、LTEおよびLTE-Advanced、5Gの移動通信サービスに必須となる特許を約1万件保有するに至っているのだという。
移動通信技術にかかわるドコモの標準必須特許のライセンスを受けている企業は、個別契約および特許プール(複数の特許権者が保有する標準必須特許を一括してライセンスする仕組み)でのライセンスを含め現在80社以上にのぼり、今後もライセンス先企業を拡大する予定だという。
ドコモは、今後も5Gに加え5G Evolutionや6Gを含む移動通信技術の研究開発および標準化を推進するとともに、その成果である標準必須特許について、個別交渉および特許プールを通じたライセンス活動を進めていきたい考え。