シムトップスは12月12日、従業員数50名以上の製造業に所属する現場の管理者102名に対して実施した「製造業の現場帳票に関する実態調査」の結果を発表した。
「あなたのお勤め先では、現場帳票を主にどのように管理していますか」という質問では、「Excel」が45.1%、「紙」が18.6%という回答が得られたという。「紙」を利用している理由は、「紙での記録・報告が慣例になっている」が57.9%、「紙の方が利便性が高いと感じるから」が47.4%、「システム導入を推進する人がいないから」が26.3%という順になっている。
また「紙」「Excel」と回答した人に「紙やExcelで管理する上で、不満を感じることはありますか」と聞くと、「他ツールと連携ができない」が43.1%、「データの抽出・分析がしにくい」が41.5%、「人的ミスが起きやすい」が41.5%という回答結果になった。他にも「管理をリアルタイムに行えない」や「紙からデータにうつす無駄な工数が発生している」などの不満も寄せられたという。
また「あなたは、2023年に向けて、電子帳票への対応を進めたいと思いますか」と聞いた質問では、「非常にそう思う」が47.7%、「ややそう思う」が46.2%という結果となった。その理由としては「帳票の記録や報告の効率化ができるから」が59.0%、「現場の状況がリアルタイムに分かるから」が55.7%、「保管や管理の手間を削減できるから」が45.9%という声が寄せられているという。ほかにも「情報漏洩を避けるため」や「紙・エクセルに頼る傾向があり無駄が多く、外部からの圧力は良い機会だと思う」などの意見も上がっているとのこと。