Betanewsは12月9日、「Google is making Chrome far less greedy」において、GoogleがWebブラウザのGoogle Chromeに対して「メモリ節約(Memory Saver)」とエネルギー節約(Energy Saver)」という2つ新しいモードの追加を発表したと伝えた。これらのモードを有効にすることで、Chromeのメモリ使用量は最大で40%削減され、バッテリー残量が少なくなった時は電力消費を最小限にして起動時間を延長できるようになるという。
メモリ節約モードでは、複数タブを開いている際に、表示されていないタブのメモリを解放することによって、全体のメモリ使用量を節約する。タブを切り替えて表示する際は、再びWebサイトからコンテンツを読み込むことになるが、その代わりに最大でメモリ使用量を最大40%削減でき、10GB少ないメモリでも快適にChromeを使い続けられるようになるとGoogleは説明している。特定のWebサイトのみメモリの解放から除外するように設定することも可能だという。
エネルギー節約モードでは、ラップトップのバッテリー残量が20%以下になったときに、アニメーションや動画再生を含むWeb サイトのバックグラウンドアクティビティと視覚効果を制限することで消費電力を削減する。
Googleでは、これらの2つのモードをWindows、macOS、およびChrome OS版のChromeに対して追加し、今後数週間をかけて展開していく予定だという。