AI insideは12月8日、健康診断における法人向けソリューション事業や健康管理クラウド(SaaS)事業を展開するウェルネス・コミュニケーションズ(WCC)とスマートヘルスケアの推進を目指して協業すると発表した。

今回の協業においてAI insideは、文字認識AI・画像認識AI・予測判断AIなどのAI開発運用基盤や付随するサービスを提供することで、WCCが検討を進める健康診断結果報告書デジタルデータ化受託サービスの開発・運用、および健康診断データの活用による新規事業創出を支援する方針。

両社は双方の強みを生かし、企業による従業員の健康管理を効率化・効果最大化するスマートヘルスケアの新サービスを創出し、健康経営の高度化・人的資本経営の推進に貢献していきたいという。

AI insideは、今回の協業により紙帳票に記載された文字や数字といったアナログデータのデジタルデータ化とそのデジタルデータの活用を実現するサービス群を、DX(デジタルトランスフォーメーション)実現に寄与する一気通貫のAIインフラとして提供することで、WCCによる新規事業創出を支援する。

具体的には、AI inside の高精度な文字認識AIのテクノロジーやサービスを提供することで、WCCが検討を進めている健康診断結果報告書デジタルデータ化受託サービスの高効率化・運用コスト低減に貢献していくという。

また、WCCが健康管理クラウド上に蓄積している健康診断結果などのデジタルデータとAI insideが提供するノーコードAI開発・運用ツール「Learning Center」を活用した健康経営度評価や業種別比較などの新サービス開発も支援する。

新規事業創出にあたっては、AIが発揮する価値とビジネスの本質的課題をつないでその解決をリードできる人材へと既存社員をリスキリングする、実践型DX人材輩出プログラム「AI Growth Program」の提供も検討。これら新サービスの提供を通じて、企業や健康保険組合における従業員や家族の健康管理を効率化・効果最大化し、健康経営の高度化・人的資本経営の推進に貢献していきたい考え。