サイバートラストは12月7日、統合システム監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」を用いて幅広い環境のシステム監視に必要なソフトウェアやデータベースなどを最適化して構築する「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」と、環境の移行などに合わせてMIRACLE ZBXやZabbixを最新版へバージョンアップする「MIRACLE ZBX バージョンアップサービス」を、同日より提供開始した。
「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」は、VMWare ESXi を含む各種の仮想化基盤だけでなく、クラウドや物理サーバーなどRHEL 8系のOSが動作するプラットフォームにも対応し、顧客の任意の環境にサイバートラストの統合システム監視アプライアンスと同等の環境を構築し提供するサービス。
従来の MIRACLE ZBX Virtual Appliance は、仮想化環境に VMWare ESXi、OS に MIRACLE LINUX が必須であり、導入先の環境や顧客のポリシーによってはこれらの条件のため採用できないケースがあったことから、今回提供開始する「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」では対応する OS とプラットフォームを拡大し、顧客の環境やポリシーに幅広く対応したという。
対応プラットフォームは、仮想化基盤がVMWare ESXi、Microsoft Hyper-V Server、KVM、クラウドサービスがAmazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azure。物理サーバーにも対応する。対応OSは、MIRACLE LINUX、Red Hat Enterprise Linux、Rocky Linux、AlmaLinux。
また、「MIRACLE ZBX バージョンアップサービス」は、旧バージョンの MIRACLE ZBXや Zabbixを利用中で、最新版のパラメータチューニングやアップデート作業、監視設定の移行作業などに課題を持つ企業ユーザーに向け、最新版へのアップデートを実施し、運用負荷を軽減し安心安全なシステム監視環境の維持を支援するもの。
標準サポート期間の終了を2023年3月31日に控える MIRACLE ZBX 3.0やZabbix 3.0をはじめ、既に標準サポート期間が終了している旧バージョンもバージョンアップの対象となる。また、仮想アプライアンスのほか、販売や標準サポート期間が終了しているハードウェアアプライアンスも最新版にバージョンアップ可能。
MIRACLE ZBXバージョンアップに合わせてハードウェアの移行や構築先の変更を検討する顧客は、両サービスを組み合わせて利用することで、構築・移行の工数や負荷を軽減してスムーズに最新の環境でシステム監視を継続できるという。
MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービスの価格は応相談(税別350,000円~)、専用サポート(MIRACLE ZBX アプライアンスサポート)は別途1,560,000 円 (税別)。MIRACLE ZBX バージョンアップサービスは個別見積もり。