東日本電信電話 神奈川事業部(以下、NTT東日本)は12月8日、NTTe-Sports、テルウェル東日本、e-Craft、Digikaらと共に、高齢者層の健康増進とデジタルリテラシーの向上を目的として、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用したシニア向け教育プログラムのテストマーケティングを実施することを発表した。
神奈川県は「かながわ健康プラン21」を策定し、その中で「かながわ未病改善宣言」に基づいて「食」「運動」「社会参加」を三本柱とした未病改善に着手している。今回、NTT東日本らはICTを活用したデジタルコンテンツが三本柱における社会参加と身体活動の未病改善ツールとして期待できるとして、シニア向け教育プログラムのテストマーケティングの講座をICT教育施設「スカピア」(神奈川県 横須賀市)で実施する。
講座は「eスポーツ」「ロボット製作・プログラミング」「デジタルそろばん」の3種類で、いずれも無料。事前の申し込みが必要となる。eスポーツではゲームソフト「太鼓の達人」をプレイしながら健康活力の増進と交流を図る。
NTT東日本らは今後について、今回のテストマーケティングを通じて得られる参加者の満足度などを踏まえコンテンツ活用の可否を見極めながら、各地の地域課題である「高齢化」「デジタルデバイド」「医療費拡大」の解決への貢献を目指すという。